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小林よしのり
2019.1.31 10:46日々の出来事

政治的運動への警戒感

わしは政治的主張で群れを頼って圧力をかける
「運動」が大嫌いである。

それは右派だろうと左派だろうと大嫌いである。

これは大学時代の運動からの離脱にせよ、

薬害エイズ運動からの『脱正義論』にせよ、

教科書運動での「良き観客であれ」という抑えと、
そこからの離脱劇にせよ、

わしが人生で肝に銘じてきた考えである。

なぜ嫌いなのかの分析ももう済んでいる。

MeTooなどのフェミニズム系の女性の権利拡大運動も、
共感をしながら、運動の暴走を警戒する「脱正義」の
視点は、絶対忘れてはならないと思っている。

雑駁な頭脳では、わしの思想を理解できまいが。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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